未来は自分で!!

 今日は大阪での温熱治療。昨日からの寒波の影響が心配で今日は7時半に家を出た。朝に車に乗ると外気温センサーは−6度を表示する。
 確かに昨夜から、リーと散歩している時も空気が違った。この冬一番だろう。

 心配した第二名神は予想よりも雪は無く、走行規制も無い。しかし橋の上はこの気温では特に注意が必要。普段よりスピードを落として走ったが、休憩もしながら9時半過ぎには予定通り茨木の病院に着いた。

 受付をして10分ぐらい待つと先の人が終わってすぐに案内が来る。担当の看護師さんも雄一には点滴台が要ると解っていて聞くまでも無く、先に持って来てくれた。
 モーターのラインを外し、自然落下にして液量を調整して温熱室へ。
ここは暖かいし僕にとっても気持ちがいい。
 いつもだけど、朝方は早くから目が覚めて来る途中はとても眠かった。だから今日はこの温熱室で、僕も気持ち良くうたた寝状態だった。

 この病院はガン患者を対象にした、入院、外来、そして緩和治療やガン検診などをメインにしていて、それなりに施設も設備も体制も整っている。入院での4人相部屋もそれぞれに充分なスペースが有るしプライバシーも守られている。それに何より治療の時間が大体守られていて、計算が立つ。キレイだしここなら少しぐらい入院しても、そんなに苦には成らない様に思うね。

 予定より早く始まり、早く終わって病院を出たのが11時だった。お腹は少し空いているが、昼食には少し早い。そのまま1時前には津まで帰って来た。
雄一に「どこかへ食べに行こう」と言っても、恥ずかしいし、行きたくない、と言う。
 気持ちは解るし、多くは言わなかったが、何で気にする必要がある?
今更じたばたしても仕方が無いんだよ。これは神様が僕を試している、と思えばいい。出来る事を堂々とやればいい。

 髪の毛が抜けても、点滴をしていても、ストーマの袋が2つも付いていても「オレはこれでもピンピンしてるぞ! 負けないぞ!」と堂々としていて欲しい。実際に好きなだけ文句は言うし、元気なんだから。
 僕なら元気が無くても絶対そうする。内にこもらず外を向いて欲しい。未来は自分で開け!!